Androidスマホを有線LANに繋ごうとしたおじさんの話

前回、前々回の記事で触れたとおり、スマホを機種変しました。
コスパ最強のゲーミングスマートフォン「BlackShark2(国内版6GBモデル)」に。

というわけで、せっかくだから俺はこの有線LANを選ぶぜ!ってことで色々買ってみました。
繋いでみました。
死にました。

ということで、ここに色々記す。

【基本:スマホを有線LANにつなぐには】
当たり前の話ですが、スマホは有線LANにつなぐことを考えて作られていないのでそのままではLANケーブルを差し込むことができません。

ので、有線LANアダプっつうものを噛ませてLANケーブルをつなぐわけなので、まずはそれを準備します。
(AmazonでLANアダプタとかで検索すれば見つかります、自分の端末にあった接続端子のものを選びましょう)
こんなやつ。
61Wekd45BGL._AC_SL1280_

他に必要なものはLANケーブルくらいですね。
ただし有線LANアダプタから更に自分のスマホの端子に合わせるアダプタが必要になる場合もあります。(後述)

iPhoneは話が早く、殆どの場合ケーブルを繋いでやれば有線ネットワークになるみたいです。
よく知らないけど。

問題はAndroid端末で、機種によっては接続するだけでよかったり、設定が必要だったり、そもそも有線接続できなかったりとまちまちです。
因みに自分が前まで使っていたXperiaXZ1はそもそも有線接続できない端末、今使ってるBlackShark2はケーブル指すだけでOKなやつ。
自分の端末がつながるかどうかは実際に試してみるか、「機種名 有線LAN」とかでググって調べるしかないです。
設定がいる端末の場合は、開発者オプションのUSB設定をイジる必要があります。
これも「android 有線LAN 設定」とかでググれば出てきますが、とりあえずちょっと前の機種の人はこの手順で自分の端末が有線LANの設定があるか見ることができます。
(この設定ができる機種なら有線LAN接続可能)

【実践:機器をつなぐ】
《LANケーブル》
まぁ、当たり前ですけど有線LAN接続するためにはLANケーブルが必要だぜ!
まずはルータ等から、実際にスマホを使う場所までの長さをイメージして買うケーブルの長さを決めましょう。

で、ここからが重要な話でLANケーブルにも色々規格があるので、うっかり安いケーブルを選ぶと有線で接続したときに回線速度がガタ落ちするっていう場合もあります。

とりあえず細かいことは置いておいて、CAT6A、CAT6Eのケーブルを選んでおけばOKです。
(これ以上の性能のケーブルも色々ありますが、一般的にはこのどちらがでいいです。CAT7以上のケーブルを使う環境の人はそもそもこんなブログ読む必要すらないですしね!)

あとできればケーブルはスタンダードタイプ(丸線)がおすすめです。
フラットケーブル(薄いケーブル)は便利で見栄えもいいですが、ノイズに弱く安定性で劣ります。
住宅の事情でフラットケーブルじゃないとならない場合などは仕方ないですが…。

《有線LANアダプタ》
そして、肝心要のこれ。
都会の人は近くの電気屋、田舎の人はAmazonで探してみて下さい。
そこそこ見つかると思います。

個人的にはスマホを有線LAN化するなら、いろいろハブ機能がついているものよりシンプルに変換だけのものをおすすめします。
ハブがついているものは便利な気がしますが、結局ゴテゴテして取り回しが悪いし、結局そのハブも使いませんから!
あと、Android特有の問題かもしれませんが、ハブで充電ケーブルを指しても有線LAN接続中は充電ができません。
どうもUSB端子をネットワーク通信用に専有しているようです。

で、実際どのアダプタを選べばいいかというと
・自分の端末の接続端子に変換できるもの(最近のAndroidならUSB Type-C、iPhoneならLightning)
・商品説明なんかに「1000Mbps」とか「ギガビット対応」とか書いてあるもの
この2点だけでOKです。

もしこの両方を満たすいい商品がなければ、ギガビット対応のUSB Type-A(パソコンとかのでかいUSB)の有線LANアダプタを購入して、さらにUSB TypeA→Lightning or USB Type-Cの変換器を噛ませる必要があります。
このときUSB変換器はUSB3以上の規格に対応しているものがおすすめです。

つまり絵にすると…
1.USB変換を噛ませない場合
有線接続図解

2.USB変換を噛ませる場合
有線接続図解 のコピー

(表現として間違ってる所あると思いますが、嘘はついてないと思うんで許してちょんまげ)

【結果:実際に繋いでみて】
有線LAN接続がうまくいくと、Androidの場合通知欄に「<–>」みたいなアイコンが出ます。
Screenshot_20200119-133744
上図の真ん中のアイコンですね。

速度テストの結果は自分の過去ツイートから

https://platform.twitter.com/widgets.js
時間を変えたりして何回か計測してみましたが、数字の上下関係は常にこんな感じでした。
回線テストはFast.comを利用。

ということで、速度自体は残念ながら無線に軍配が上がります。
いろいろな変換器をつなげることで速度が抑制されている、そもそもスマホ側が有線接続に最適化されていないなどが原因として推測されます。
が、レイテンシ(通信遅延)自体は改善されているので、数字上はラグの改善などには良さそうです。

アプリの話になりますが、TEPPENは自分の環境だけを改善しても通信ラグは無くならないのが現実のところ。
対戦相手の通信環境やガンホーのサーバなどの状況も対戦環境に影響するので、相手の矢印が飛んできたり目の前で止まったりするのは多分防ぎようがないと思います。
が、こっちの矢印が予想を裏切ったり、こっちのカードが浮いたりするのはある程度防げる可能性はあります。
あとは、通信が安定すれば切断負けなども減るかと思いますし、恐怖の電子レンジの影響も受けにくいです。

あとは、有線でつなぐデメリット。
それはもちろん、プレイ環境が限定されること。
普段からゲームをテーブルや机などで行儀正しくプレイしてるならいいんですが、自分みたいに寝転がってプレイしてみたり、最悪ベッドの中で遊ぶような人間には有線接続は思ったより足かせになります。

また、ルータがある部屋から自室までが遠いとかの場合はそもそも有線接続は困難ですしね。
Androidの場合有線LANにつなぐと充電できないのもけっこう厄介です。
有線LANアダプタも軽いとはいえ、接続中は引っ張られる感じがして違和感があるのも否めません。
(特にTEPPENは横持ちのゲームなので…)

【まとめ】
TEPPENを遊ぶ前提の話ですが、

有線接続のメリット:
・通信状況の安定が見込めるので、自分の矢印が止まったり自分のカードが浮いたりを減らせる(可能性がある)
・通信切断が起きにくくなる

無線でも有線でもあんまり変わらないこと:
・平均通信速度

有線接続のデメリット:
・機材に少なからずお金がかかる
・プレイ、導入できる場所や状況が限定される

といった感じでしょうか。

結論としては今通信が不安定すぎてキレそうとか、ダメ元でも環境良くなる可能性があるならチャレンジしたいみたいな人以外には正直そこまでおすすめできないなーというところ。

ただ、有線LANアダプタとLANケーブルだけなら合わせても安いものなら3000円あればお釣りがくるんで、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
(いろいろハブが付いているものや、アップルの純正アダプタはそこそこお値段しますけどね)

あと、回線速度が全然出ない!って人はまずLANケーブルやルータを疑ってみることをおすすめします。
とにかく全ての機材、ケーブルをチェックしてCAT5のケーブルが混入していないか、100-BASEまでの機材が混ざってないか見てみて下さい。
(ルータなんかは型番でググれば詳細仕様が出てくると思います)

ぶっちゃけ今はTEPPENサーバ重い気がするんで、何処までプレイヤー側で解決できるかわかりませんが少しでも良い環境でプレイできるといいっすね!

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